こんにちは。
今回は、今色々と問題になっている「ずんだもん」に関して解説します。
「ずんだもん」って何?
「ずんだもん」は、東北地方の応援キャラクターである「東北ずん子」の派生キャラクターとして、SSS合同会社が作成しました。
このSSS合同会社は、他にも「東北イタコ」や「東北きりたん」などのキャラクターを公開しており、東北地方の企業であれば申請不要でイラストなどのコンテンツの商用利用を許可しています。
話を戻すと、「ずんだもん」は名前の通り、ずんだ(東北地方で枝豆をすりつぶしたものの名称)をモチーフにした妖精のような見た目のキャラクターとして公開されていました。
人気になったきっかけは?
「ずんだもん」が人気になったきっかけは、2021年6月にそれまでの妖精から、擬人化したキャラクターが公開されました。
その少し後の2021年8月に、音声合成ソフトウェアの「VOICEVOX」に「ずんだもん」のボイスが公開され、これによって、動画サイトに「ずんだもん」を使った解説動画や実況動画が投稿されるようになりました。
それまでは解説動画や実況動画は、「ゆっくりボイス」を使ったゆっくり動画が数多く投稿されていました。
「ゆっくりボイス」は音声合成技術を使用したもので、機械的な音声であることが特徴的ですが、「すんだもん」のボイスは、声優の伊藤ゆいなさんが担当しており、語尾に「~なのだ」と付くことが多く、とても可愛らしいことからイラストと相まって大人気になっていきました。
動画以外にも、二次創作のイラストなどもたくさん投稿されている状況です。
動画での「ずんだもん」の扱い
そんな可愛らしい「ずんだもん動画」ですが、動画ではどのような扱いを受けているのでしょうか。
普通に解説の進行を行っているものも多くあるのですが、中にはブラック企業で働かされていたり、犯罪行為をさせられてしまったり、可哀そうな目にあってしまう動画が大量に公開されています。
このような状態から、ネット上では「ずんだもんへの虐待」という意味で「ずん虐」という言葉が生まれてしまっている状況です。
公式からの注意喚起
もともとSSS合同会社では、キャラクターイラスト利用のガイドラインが設けられていましたが、2023年10月20日に以下の注意喚起がX(旧Twitter)で投稿されました。
まとめ
今回は「ずんだもん」に関しての簡単な解説と、問題となっている情報を紹介しました。
「ずんだもん」や他のキャラクター利用を、SSS合同会社公認でとても寛大に扱ってくれていますが、それでも過激な動画が多数公開されてきている状況から、このような事態になってしまいました。
今回は以上です。
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