こんにちは。
2023年のプロ野球は、阪神タイガースが日本シリーズを制覇し、38年ぶりの日本シリーズ優勝を達成しました。
人気球団の阪神が久しぶりに優勝したことに世の中の注目が集まっていますが、38年前に優勝をした後に「カーネル・サンダースの呪い」と呼ばれる都市伝説がありました。
今回はこの「カーネル・サンダースの呪い」を紹介します。
※あくまでも都市伝説です
1985年の阪神タイガース
1985年の阪神タイガースには「史上最強の助っ人」と呼ばれるランディ・バース選手、「ミスタータイガース」の異名を持つ掛布雅之選手、今年から阪神の監督に就任した岡田彰布監督など、現在のプロ野球界で「レジェンド」と呼ばれる選手たちが揃っていました。
開幕直後の4月17日には、ジャイアンツを相手に3者連続のホームランを記録し、「バックスクリーン3連発」として記憶されています。
その後もAクラスを守り続け、10月16日のヤクルト戦で勝利か引き分けでリーグ優勝が決まるというところで、5対5の引き分けで試合終了となり、阪神タイガースは1964年以来のセ・リーグ優勝を決めました。
「カーネル・サンダースの呪い」とは?
そんな中で、阪神タイガースがセ・リーグの覇者となったことで、熱狂的な阪神ファンがケンタッキー・フライド・チキン道頓堀店に設置されていたカーネル・サンダースの像を、ランディ・バース選手に見立てて胴上げした後に、道頓堀川に投げ落としました。
この年以降、阪神タイガースが優勝から遠ざかってしまったことで、カーネル・サンダースの祟りなのではないかという噂が出てしまい、「カーネル・サンダースの呪い」と呼ばれる都市伝説が誕生しました。
ちなみに、この年の阪神タイガースは、西武ライオンズとの日本シリーズも制覇し、2リーグ制になってからは初の日本一に輝いています。
1986年以降の阪神タイガースは?
直後の1986年は、掛布選手の故障ほか、主力選手の成績不振もあり、リーグ3位という結果になってしまいます。
1987年にはリーグ最下位に転落し、この年から2001年までの間に10度の最下位を経験し、暗黒時代と呼ばれてしまいました。
ちなみにこの期間にも、亀山努選手と現在の日本ハムファイターズの新庄剛志監督の「亀新コンビ」による「亀新フィーバー」などの話題性のある選手たちが誕生しています(ほかにも桧山や赤星や井川や…挙げるとキリがないのでここまでw)。
2003年には、1985年以来18年ぶりのセ・リーグ優勝に輝き、その後はAクラスの常連となっており、呪いは解けたように思えますね。
投げ落とされたカーネル・サンダース像のその後は?
「カーネル・サンダースの呪い」が囁かれるようになってから、1988年にバラエティ番組でカーネル・サンダース像の捜索が行われたことがありましたが、その時には発見することができませんでした。
しかし2009年になってから、道頓堀川の障害物調査を行っている時に、川底からカーネル・サンダース像の上半身が発見・引き上げられ、追って下半身も引き上げられました。
実に24年間、道頓堀川の底に沈んでいたこともあり、当時大きな話題になりました。
引き上げられた後は、大阪市の住吉神社や甲子園球場の最寄りの店舗で一般に公開されておりましたが、現在では大阪市のKFC社屋に展示されています。
さいごに
今回は「カーネル・サンダースの呪い」について紹介しました。
今年阪神が日本一になったことで呪いは完全に解けた、と考えて良いのでしょうかね?
来年の阪神にも期待したいところですね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は以上です。
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